Monday, December 12, 2022

Naoya Inoue Tattooed Barbie “Nao Ninoue”

W100mm x H320mm x D100mm, August 2022.『誰よりも練習を積んできた自信があるから大きく見せる必要もない』- 井上尚弥。
バンタム級最強の選手、ナオヤ・イノウエ A.K.A. ザ・モンスター。23戦23勝20KO。どの試合も心と記憶に残るが特に好きなのはワタナベジム田口良一選手との死闘、思い出しただけでも泣きそうになる。

明日2022年12月13日のポール・バトラー戦を制し4団体統一後いよいよスーパーバンタム級か。
散々言われていたスーパーバンタムのWBC・WBO王者フルトンは今やフェザー。では次なる相手として待ち構えるはWBA・IBF王者アフマダリエフだが、フルトンとアフマダリエフ両者と闘い残念ながら僅差の判定で敗れた個人的に大好きなダニエル・ローマンと兼ねてから一戦交えて欲しかったのだが、フルトン戦を最後に惜しくも引退。本当に残念でならない。

あるいはネリかフィゲロアか。うーん、どちらでも良いというか、なんとも役者が揃わぬ。いや待てよ、もう一人いるじゃないか?あいつだ!
先日、赤穂亮との試合でバッティングによるノー・コンテストというわけのわからぬ終え方をしたボクシング界の大問題児。赤穂より小さいのに力強い体幹、無効試合になったが試合は赤穂が完全フルボッコ状態。赤穂に合わせスーパーバンタム初試合しかも一年ぶりであそこまでのパフォーマンス。そう、かつて我らがナオヤを「ノロマな亀」とおちょくってくれたビッグ・マウス、カシメロだ!
そういえばそうだ、カシメロは元々2020年に井上選手とも試合が決まっていたのにCOVID-19感染拡大の影響で試合がナガレてしまった因縁もある。
バンタム級で叶わず、紆余曲折の末スーパーバンタムでいよいよ試合が組まれるとなればこれはもうドネアとの絡み以上のドラマとも言える。
と、妄想をどこまでもかき立ててくれる井上選手の伝説的快進撃を見ていられるこの時代に生きていることが本当に幸せなことだと実感する。

写真のタトゥ・バービーは今年6月に行われたドネア戦2に勝ち、PFP1位に輝いた直後に最大限の敬意と愛を込めて製作したものなので、明日の試合に勝利し4団体統一を達成した暁にはまた新しいものを当然ながら作らねばならない。ああ大変だ。明日、ボクシングの歴史が変わる。井上尚弥が変える。


 

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